ホリスティックヘルス通信Vol.31 ”触れる”と”感じる”を科学する

アーユルヴェーダでは、オイルを使った療法のことをサンスクリット語で【スネーハナ】といいます。

スネーハというのが オイル を意味するのですが、
とても興味深い深いことに 愛情 という意味もあります。

ヴィナーヤサロンに定期的に通っているお客様は、オイルケアの重要性を良く理解されているので、お家でもセルフケアを積極的にされています。

それでもサロンに来て人の手で触れられると、”セルフケアしている時よりも何倍も気持ちがいい!!” とおっしゃいます。

これは人の手を通じて、この人に元気になって欲しいと思う愛情が、植物の恵みと共に浸透していくからなのだと思います。

先日 上馬場先生が、”触れる”と”感じる”を科学するというテーマで語られたTEDのプレゼンをYoutubeでシェアしてくださいました。

The Science of Touching and Feeling | David Linden | TEDxUNC

この中で”チャウセスクの子供たち”と呼ばれるルーマニアの孤児院での介入研究について触れられています。

研究の詳細はこちら
http://blog.canpan.info/nfkouhou/archive/339

チャウセスク政権下、人口を増やす過激な政策のもと、子どもを育てきれない親が続出しました。そこで、出産後子どもを産院に置いてきていいという制度がうまれ、多くの孤児で溢れかえります。孤児たちは、器械的に最低限の食事や世話はされるものの愛情をもって触れ合うということがなく今でいうネグレクトの状態でした。

この孤児たちに対して里親に預けるケースと、孤児院に残るケースでその後の成長発達にどう影響するか介入研究が行われました。

施設で生活していた子どもたちは、地域の家庭で暮らしていた子どもたちに比べてIQや言語、脳の発達に大幅な遅れが見られました。

特に2歳より前に施設から出たかどうかで、愛着や脳活動の改善の程度が変わりました。このことから、2歳までの子どもが愛情をもって触れられることが、その子供の成長発達に影響するのかがわかります。

次に、動画の中ではNBAのバスケットボール選手の例が出てきます。シーズンの前半でシュートが決まる度にお互いが称えあうチームは、シーズンの後半で成績がよくなり、さらにチームプレーも増えるというものです。

日本人は中々家族同士でも触れ合う、ハグするといった習慣がありませんが、愛情をもって触れ合うということが、いかにその個人の心身の健康のためにも、社会行動がよりよい方向に行くためにも大事なことかが科学的に証明されています。

そういう意味で、オイルケアは、オイルが体を滋養&デトックスしれくれるだけでなく、お互いに触れ合うというスキンシップにもなるので、おすすめです。

記事 ヴィナーヤ・アーユルヴェーダ 萩島


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